Treatment Types
矯正治療の種類
標準的な矯正治療
部分的ではなく、お口全体の健康を考えてかみ合わせを作っていくのが標準的な矯正治療です。
大きく下記の2つに分けられます。
小児矯正 (対象者:小学生)
健やかな永久歯への生えかわりを促す矯正治療です。Ⅰ期治療、準備矯正とも呼ばれます。
小児矯正で使われる矯正器具は多岐に及びます。そのお子さまの症状、希望によって異なります。
本格矯正 ( 対象者:中学生~シニア )
主にワイヤー矯正、マウスピース型矯正歯科器具、舌側矯正の3つです。
部分的な不正への対応
その他状況に応じて当矯正歯科では幼児を対象とした早期治療、部分矯正などにも対応しています。
乳歯列期における前歯の反対咬合の矯正( 対象者:幼児 )
※医院として治療可能な人数の上限に達したため、新規外来をしばらく休止中です。
部分矯正 ( 対象者:年齢関係なし )
かぶせものや入れ歯の前処置としての部分的な矯正治療も当院を頼って頂けたら嬉しいです。
一般歯科の先生としっかり連携をとって治療を進めます。
Dental Braces
矯正器具の種類
本格矯正に使用する器具
表側ワイヤー矯正
固定式なので自分では外せません。
簡単に言うと、3mm×4mm程度の大きさの四角い粒の真ん中に溝のある「ブラケット」という矯正装置のパーツと歯並びに沿った形をしているワイヤー、この2つが構成要素です。ブラケットを歯の表側に貼りつけ、ワイヤーはその溝にはめこみます。4週~6週おきに調整し、このワイヤーの形を変えることにより、少しずつ歯を動かしていきます。調整毎の歯の移動量は1mm程度です。
土台となるブラケットは半透明で目立たないブラケットから昔ながらの金属製のものまで多岐にわたります。
個々の歯に貼りつけたブラケットをつなぐワイヤーも白いものと金属製があります。
裏側ワイヤー矯正
固定式なので自分では外せません。
簡単に言うと、3mm×4mm程度の大きさの四角い粒の真ん中に溝のある「ブラケット」という矯正装置のパーツと歯並びに沿った形をしているワイヤー、この2つが構成要素です。ブラケットは歯の裏側に貼りつけるので外側からは見えません。ワイヤーはその溝にはめこみます。4週~6週おきに調整し、このワイヤーの形を変えることにより、少しずつ歯を動かしていきます。調整毎の歯の移動量は1mm程度です。
マウスピース型矯正(インビザライン)
取り外し式です。1日20時間、透明のマウスピースをはめて過ごすことにより、日々少しずつ歯を動かしていきます。2週間おきに交換します。1枚のマウスピースによる歯の移動量は0.5mm程度です。
形状は、自分のその時の歯並びよりもわずかに良い歯並びの形をしています。
(見た目ではその差は分かりません)
ペットボトルに使用されるような素材で透明です。
インビザラインは、薬機法上の承認を得ていないため、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。本治療法を検討される方は必ずこちらをご一読ください。
矯正器具それぞれの特徴は比較表をご確認ください。
表側ワイヤー矯正って目立つから・・と思っていませんか?
最新の「さらに目立たない矯正器具」
TP社が長年の研究と経験から開発した「光反射の技術」を使った、一人ひとりの歯の色になじむ特殊なブラケットInVuを使用したプラン、スーパーナチュラル (ナチュラルとの差額22,000円)をご用意しております。矯正器具のついている歯をあまり見られたくない、あるいは人に気づかれたくない方に最適です。
本格矯正に使用する補助器具
顎間ゴム
取り外し式です。使用時間はその時の詳細な使用目的によります。矯正治療用の小さな輪ゴムです。個々の歯の上下の咬み方を治す時に使います。
ナンスのホールディングアーチ
固定式です。歯の裏側につけます。上あごの両側の奥歯を支えにし、歯の裏側からワイヤーでつないだ矯正器具です。つないだワイヤーの真ん中にプラスチック製のボタンがついています。奥歯が前に倒れてしまうことを防ぐ目的で使います。矯正治療中、奥歯が前に倒れてくるとしっかりとした正常咬合が作れなくなります。そのため、あらゆる不正咬合の治療で使われます。
歯科矯正用アンカースクリュー
固定式です。外科処置をし、歯ぐきに埋めます。見た目は小さい釘のようです。埋入直後は違和感を生じます。最初の数日は痛みを感じる方もいらっしゃいます。効果が高く、患者様の負担も軽いため、最近では従来より使われてきた⑤ヘッドギアや②ナンスのホールディングアーチの代わりに使われます。出っ歯、ガミースマイル、反対咬合など、難易度の高い様々な症例に使われます。目的によって埋入部位は異なります。
スプリント
取り外し式です。使用時間はその時の詳細な使用目的によります。見た目はマウスピースのようです。様々な使用目的で使われます。使用目的の一例としては顎間節症の患者様の顎の関節の痛みを和らげるために使います。
小児矯正に使用する器具
拡大床
取り外し式です。1日20時間使います。見た目は歯のない入れ歯のような印象です。あごを広げて歯の生え変わる隙間を作ることができます。生えかわり期の歯のでこぼこの改善に使います。
急速拡大装置
固定式です。上の左右の奥歯、計4本を支えにして、歯の裏側に付けます。上あごを大きくする矯正器具です。上あごを下あごに合う大きさにすることでバランスを整えたり、歯の生え変わる隙間を作ったりすることができます。
リンガルアーチ
固定式です。上、又は下の両側の奥歯を支えにし、歯の裏側からワイヤーでつないだ矯正器具です(つないだワイヤーを主線と呼びます)。その患者様の口の中の問題に合わせてバネなどのパーツをこの線に追加し、歯を動かします。場所の違うところに生えてきた歯の位置の修正、反対咬合などを改善できます。
ムーシールド
取り外し式です。就寝時を中心に使います。透明なプラスチックでできています。歯にピッタリとはくっつかない、ゆるいマウスピースのようなイメージです。はめ方に特徴があり、舌をマウスピースの上に乗せて使います。反対咬合を改善できます。もともとは3~5才対象の矯正器具です。最近では使用範囲が広がり、小児矯正でも使うことがあります。
ヘッドギア
取り外し式です。就寝時を中心に使います。布でできた帽子にワイヤーが付いており、そのワイヤーを歯や、さらに口の中のワイヤーに引っかけることにより、歯や骨に作用します。出っ歯、ガミースマイルを中心にあらゆる不正咬合に使われます。
バイオネーター
取り外し式です。就寝時を中心に使います。外側はプラスチック製ボールのような形をしていますが、普段通り舌を置けるように中はくり抜かれています。プラスチックについている歯型と針金で歯にはまるようになっています。当院では小児矯正における出っ歯の治療に使用します。
部分的な不正への対応器具
ムーシールド
取り外し式です。就寝時を中心に使います。透明なプラスチックでできています。歯にピッタリとはくっつかない、ゆるいマウスピースのようなイメージです。はめ方に特徴があり、舌をマウスピースの上に乗せて使います。反対咬合を改善できます。もともとは3~5才対象の矯正器具です。最近では使用範囲が広がり、小児矯正でも使うことがあります。
部分矯正に使う器具の例
部分矯正は全体を正常咬合にする治療ではなく、対象とする部位以外の状態は良いところも悪いところも現状維持し、患者様が改善を希望する不正のみ治す、治療範囲を限局した歯科矯正です。そのため、使用する器具は各患者様の不正の状態や希望によって異なります。写真は右上の前歯4本のデコボコだけ治したいという希望に対して使用した際の矯正器具です。
矯正治療後に使用するリテーナー
取り外し式
矯正治療終了直後から一年間は1日20時間使います。2年目からは就寝時を中心に使います。見た目は歯のない入れ歯のようです。きれいに並んだ歯をその状態に留めておくための矯正器具です。
固定式
固定したい複数の歯を接着剤と矯正用ワイヤーを使ってくっつけます。矯正治療後、とくに戻りやすい部分を半永久的に裏側から留めておく矯正器具です。外側からは見えません。
Comparison Chart
矯正器具の比較表
本格矯正に使用する器具の特徴について比較し表にまとめました。
表側ワイヤー矯正 |
舌側ワイヤー矯正 |
マウスピース型矯正 |
|||
プラン名 |
メタル |
ナチュラル |
スーパーナチュラル |
裏側ワイヤー |
マウスピース |
目立たなさ | × | △〜◯ | ◯ | ◎ | ◎ |
基本治療費 | 891,000 | 957,000 | 979,000 | 1,496,000 | 1,122,000 |
小児矯正からの 継続治療費 |
446,600 | 512,600 | 534,600 | 1,051,600 | 677,600 |
取り外し | × | × | ◯ | ||
適応範囲 | ◎(広い) | △(広くはない) | ×(狭い) | ||
治療効果 | ◎(非常に高い) | ◯(高い) | △(低い) | ||
食事 | ◯ | △ | ◯ | ||
歯磨き | △ | × | ◯ | ||
発音 | ◎ | △ | △ | ||
異物感 | △ | × | △ | ||
通院頻度 | 1~1.5ヶ月に一度 | 1~3ヶ月に一度 |
表側ワイヤー矯正 | 舌側ワイヤー矯正 | マウスピース型矯正 | |||
プラン名 |
メタル |
ナチュラル |
スーパーナチュラル |
裏側ワイヤー |
マウスピース |
目立たなさ | × | △〜◯ | ◯ | ◎ | ◎ |
基本治療費 | 891,000 | 957,000 | 979,000 | 1,496,000 | 1,122,000 |
小児矯正からの 継続治療費 |
446,600 | 512,600 | 534,600 | 1,051,600 | 677,600 |
取り外し | × | × | × | × | ◯ |
適応範囲 | ◎(広い) | ◎(広い) | ◎(広い) | △(広くはない) | ×(狭い) |
治療効果 | ◎(非常に高い) | ◎(非常に高い) | ◎(非常に高い) | ◯(高い) | △(低い) |
食事 | ◯ | ◯ | ◯ | △ | ◯ |
歯磨き | △ | △ | △ | × | ◯ |
発音 | ◎ | ◎ | ◎ | △ | △ |
異物感 | △ | △ | △ | × | △ |
通院頻度 | 1~1.5ヶ月に一度 | 1~1.5ヶ月に一度 | 1~1.5ヶ月に一度 | 1~1.5ヶ月に一度 | 1~3ヶ月に一度 |
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